将来が不安な客先常駐IT技術者がチェックすべき5つのポイント

客先常駐で色んな会社を渡り歩いているIT業界の現場のエンジニアの方は将来不安を感じている人も多いと思います。

客先常駐は35歳を過ぎると受け入れ先が激減する事になりますし、常駐先が無ければ仕事が見つからなくなってしまうからです。会社によっては常駐先が見つからなければそのままクビにされてしまう会社も珍しくありません。

しかし、客先常駐と一括りにしても世の中には色んな会社があり、当然良い会社、悪い会社が分かれています。

そのため、あなたの会社が将来性のある会社かどうか?を、見分けるためのいくつかのチェックポイントを作成してみました。

自社開発、請負、受託等の仕事を行っているかどうか?

まず、最初のチェックポイントは自社に開発力があるかどうか?すなわち、自社開発や請負、受託などの仕事をしっかり行われているかどうか?です。

何故なら、自社開発の仕事がある会社なら客先常駐(派遣)の受け入れ先が無くなったとしても、自社開発や請負の仕事に切り替えていく事が出来るからです。

そのため、自社に戻っても仕事があるかどうか?は将来性を考えた場合、非常に重要なポイントと言えるでしょう。

自社開発で上手く行っている職場であれば、自社の上司や先輩に当たる人が自社開発の指揮を取って、新人を仕事をしながら教育したり、ある程度育った新人や若い者を客先常駐要因にして回すといった風に仕事を回している所もあります。

自社開発も行うし、客先常駐も行うといった会社ですね。特に自社開発に力が入っている会社であれば、安定性は高まります。

 

自社開発と客先常駐のどちらがメインなのか?

続いて、自社の仕事が自社開発と客先常駐のどちらがメインで行われているのか?も要チェックポイントです。

例えば客先常駐がメインで行われている会社であれば、自社の社員のほとんどが客先に出払っていて自社の社員はほんの数人しかいないといった場合が普通です。要は外に出ている社員の方が多数派ということですね。

逆に自社開発の割合が多い会社であれば、自社で仕事をしている社員の方が多数派で、客先常駐をしている会社が少数派になります。

もちろん、自社開発の割合が多い会社の方が良いのは言うまでもありません。何故なら自社開発の割合が低い会社であれば年齢が上がってきて受け入れ先が無くなってしまっても自社に仕事が無いということがありがちだからです。

 

上司に当たる人間が技術畑の人間であるか?

続いて、自社の上司に当たる人間が技術畑の人間であるか?というのもチェックした方が良いでしょう。

要はあなたを指揮している自社の上司が設計書を書いたり、プログラミングを実際に行っているのか?という点です。

客先常駐(派遣)をメインでやっている会社が上司が「派遣営業」や「派遣コーディネーター」という役割で会社が回っている所が多いのですが、このような会社は下の人間を派遣に出す事でしか売上を上げれない会社であり、自社の社員をまともに育てようという意思の無い会社である可能性が高いです。

このような会社で長く働き続ける事になれば当然将来性も期待が出来ません。35歳以降にもなっていよいよ受け入れ先が無くなってしまえば会社をクビにされてしまう可能性が高く「使い捨て」にされてしまう可能性が高いので気を付けた方が良いでしょう。

 

システムエンジニア、プロジェクトマネージャーの経験が積めるかどうか?

客先常駐の仕事でシステムエンジニアやプロジェクトマネージャーといった経験が積めるかどうか?は重要です。

客先常駐の仕事では常駐する人間はプログラムやテストといった仕事ばかり回されるといった方も多いと思いますが、20代前半の若い内ならともかく、20代後半になってもそのままではあまり良くありません。

特に20代後半になっても延々とプログラムやテストばっかりやっているという方は危機感を持った方が良いです。

プログラムやテストも重要な仕事ではありますが、悪く言えばプログラムやテストといった仕事は日本ではITエンジニアの中でも下っ端の人間がやるような仕事で30代になってもプログラムだけで生きて行く!というのは難しいです。

30代になってくると人を使って指揮を取ったり、エンドユーザー(お客さん)と打ち合わせするといったスキル、システムエンジニアやプロジェクトマネージャー、リーダー経験といったスキルが求められるようになります。

そのため、どんな現場でもひたすらプログラムやテストのような仕事ばかり行っているという方は20代後半辺りに危機感を覚えた方が良いと言えます。

 

偽装請負や二重派遣(多重派遣)といった違法労働をさせられていないか?

客先常駐という仕事は今のIT業界では偽装請負や二重派遣(多重派遣)といった違法労働で溢れています。

これらの労働形態で働かされている人は客先で過酷な労働を強いられている割にはスキルも身につかず、サービス残業や休日出勤を繰り返す割には驚くほど給料が低いといった方も多いと思います。

労働環境の割に見合った賃金を受け取っていないと感じている方は違法労働環境で不当に正当な報酬を受け取れていない可能性も高いため、一度働き方を見直された方が良いでしょう。

関連記事:

> 偽装請負とは何?偽装請負の何が悪いのか?

> 二重派遣とは?二重派遣の問題点とは?

 

まとめ

以上が客先常駐の現場で働いている方がチェックした方が良いポイントになります。

IT企業といっても大手から零細企業まで色んな会社がありますので、会社によって規模や待遇は様々です。

自社開発を行っている会社のように自社にも開発力がある会社であれば問題はありませんが、実質常駐させる事ぐらいしか出来ない会社では将来性は低いので、年齢が上がって手遅れになるまえに早めに転職などの行動に移される事をおすすめします。

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