プログラマの仕事は一生続ける事が難しい

program

自分自身でプログラム(コード)を書き、自分自身で組んだプログラムによって思い通りのツールやシステム、仕組みが作れる事に面白さや興味を感じてIT業界の仕事に就いたという方は多いと思います。

かく言う、当記事を書いている私も小学生の頃にテレビゲームのドラゴンクエストやファイナルファンタジーを遊んでいる内に、ゲームはプログラミングというもので出来ている事を知り、実際にBasicやC言語などを学習していく内にプログラマという仕事に興味を持ちIT企業に入社しました。

しかし、日本のIT業界の問題に「プログラマという仕事は一生続ける事が難しい」事があります。

せっかくプログラムが好きでプログラマになったのにプログラムの仕事をずっと続けていく事が出来ないんですよね。

SEやPMのような管理する側に回らなければならないから

では、何故?プログラムという仕事を継続する事が難しいのか?というと日本のIT業界ではプログラムの仕事は下っ端がする仕事として定着しているからです。

実際にIT業界では上流工程を担当する会社の人間同じ社内であっても立場が上の人間プログラムを実際に書いている人が少ないです。

上の人間はSE(システムエンジニア)やPM(プロジェクトマネージャー)を担当する事になり、プログラマに指示を出したり、設計書や資料作成、プレゼンやスケジュールや交渉、打ち合わせといった仕事を担当する事になり自らがプログラム(コーディング)をする事が非常に少なくなります。

代わりにプログラムの仕事は客先常駐や下請けの人間に振ったり、会社の若手社員に担当させたりといった場合がほとんどになってきます。

つまりどんなにプログラムという仕事が好きであったとしても、将来的にはプログラムの仕事を引退しSE(システムエンジニア)やPM(プロジェクトマネージャー)の側に回らなければならずプログラムという仕事が続けられなくなってしまうんですね。

そのため、プログラムという仕事が好きでプログラマになったという人やプログラムの仕事を一生続けたい!という人、SE(システムエンジニア)やPM(プロジェクトマネージャー)にはなりたくない!といったような生涯プログラマとして働きたい人の希望がほとんどの会社で適う事が無い事がIT業界の一つの問題であると言えます。

> 参考記事:プログラマのままで居られない

 

30歳や40歳にもなってプログラマをやっている人はダメという扱い

以上の事から日本のIT業界ではプログラマがプログラマのまま出世をしたり、キャリアアップをするという土壌がありません。

むしろ、プログラマという仕事は先ほども書きましたが下っ端がする仕事として扱われていますので30歳や40歳になってまでプログラムを書いている人は「ダメな人」として扱われてしまうんですよね。

日本のIT業界は30歳を越えるとSE(システムエンジニア)やPM(プロジェクトマネージャー)のように人を使う側のスキルが求められるようになり、一作業者でしかないプログラマという能力はあまり求められていないのです。

IT業界は技術者を人月で計算しますので歳を取った技術者の単価は高くなる上に、下っ端の地位でしかないプログラマだと客先常駐などで出向するにしても年齢の高さがネックになり使い辛い人として扱われてしまいやすいのです。

つまり、日本のIT業界ではプログラマ止まりだと歳を取るにつれて業界に居場所が無くなってしまうようになってしまうんです。

20代のような若い内であればあまり問題はありませんが、いつまでもプログラマという立場に居る事が出来ないんですね。

IT業界に勤める以上は30歳を越えてプログラマのままでは立場が危なくなるという事はしっかりと理解しておいた方が良いでしょう。

 

しかし、プログラムという仕事を続けたいという人は多いと思います

しかし、プログラムという仕事を30歳になっても40歳になっても50歳になっても続けたいという人は多いと思います。

そもそもプログラマの仕事とSE(システムエンジニア)、PM(プロジェクトマネージャー)では仕事内容が全く異なります。ほとんど異職種といっても良いぐらいです。

プログラム(コーディング)はほとんどといって良いほど出来ず、設計書や資料のようなドキュメントを作る仕事ばかりになりますし、スケジュールを引いてプログラマに指示を出したりする管理者スキルやエンドユーザーにプレゼンをするといったプログラマ時代では求められないようなスキルも求められるようになります。

そのため、そんな管理者的な仕事はしたくない!オレはずっと現場でプログラムを書いていたいんだ!と思う方も多いと思いますし、自分にはSE(システムエンジニア)、PM(プロジェクトマネージャー)は出来ない、勤まらないと思われている方も多いと思うんですよね。

何よりプログラムがやりたくてプログラマになったのにプログラムを続けていく事が難しいという風潮になっているのはIT業界の癌(ガン)の一つだと思います。

プログラムの軽視の考え方の弊害で現場に優秀なプログラマがおらず、保守性が悪く無駄の多い低品質なコードを量産している現場も少なくありません。

その結果、保守性が悪く品質を維持する事が難しいにも関わらずSEやPMが理解を示さずに現場のプログラマが辛酸を舐めているという所も多いでしょう。

良いコードを書くプログラマにはしっかりとしたキャリアパスがあっても良いと思うのですが、日本のIT企業はプログラマ軽視の企業が多いため生涯プログラマ志望の方は苦労を強いられる事になるでしょう。

ですが、以下の参考記事のように生涯プログラマを目指してキャリアを進む方というのも存在します。以下の記事は生涯プログラマを志望したい方にはかなり有用な記事になっていますので必ずチェックしてみてください。

> 参考記事:プログラマなんかで終わりたい

 

プログラマのキャリアパスを描くためには・・・?

akusyu

以上の事から日本のIT企業でプログラマとしてやっていく事は難しい選択と言えます。

ですが、実際に上記の参考記事のように生涯プログラマのキャリアを進む方がいらっしゃるのも事実。

いずれにせよプログラマとしてやっていきたいならプログラマを軽視するわけではなく資産として考えてくれて、熟練のプログラマがしっかりと評価される会社を目指す事が大事といえるのではないでしょうか?

以下の記事で生涯プログラマでやっていくためのヒントを掲載していますのでチェックしてみてください。

> 一生プログラマでいたいなら理解のある会社に勤める事が大事

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